2009年12月19日土曜日

一通のDMから

最近電車に乗ることが多く、本を読むことができてうれしいのです。

先日、本屋さんで見かけた岩波ジュニア新書の「国境なき医師が行く」というタイトル。どっかで見たことがあるな、と思って買って読んでみました。

そうそう、会社にDMが届いてたんだ、、、。
いつもならすぐゴミ箱行きのDM。でも、このDMだけは捨てられず引き出しへ。「国境なき医師団」からの支援のお願いのDMでした。

Medecins Sans Frontieres 
「国境なき医師団」
貧困地域や第三世界、紛争地域を中心に、年間約4,700人の医療スタッフが世界各地70ヶ国以上で活動しているそうです。
1999年にノーベル平和賞を受賞。

この「国境なき医師が行く」という本は、外科医である久留宮先生が西アフリカのリベリアへ派遣されたときのことを書かれたドキュメンタリーです。
医療設備や機材の不足した中で、週30件もの手術をこなしていく。
貧しく不安定な国情のため、患者がかなり重症化してからしか病院に来ることができないという本当に厳しい状況の中で、最後の命綱としてたくさんの命を救ってこられました。思わず目を背けたくなるような事例で、かなしい現実も知ることができます。

そういう厳しい環境だからこそ、お互いに信頼し合い、本当に感謝する気持ちを感じることができる。久留宮先生はそういう患者さんの姿を見て、一見すばらしく見える日本の医療に寂しい気持ちになったそうです。
このあたりは、吉田拓郎の「フキの歌」にも通じるところがあるのかもしれませんね。

ついついオバマだ、ハトだ、といわゆる"偉い人"に目が行きがちですが、世界中でこうやって汗を流してふらふらになりながら誰かを助けている人たちこそが、世界を良くしている、歴史を作っている、のかも知れません。

でも、別にお医者さんにしか人助けができるってわけではありません。
アフリカに行かないと人助けができないってわけでもありません。

目の前の大切な人を幸せにしてあげたい。
となりの友人を応援してあげたい。
いま電話で話しているお客さんの役に立ちたい。
「袋はいりません」と言いたい。

そういうことはすべて同じ方向を向いてるんだと思います。
「誰かのために」

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